猫を飼うということ
きっと保護しなければ玉は近々そうなってたのだろうと考える。私の浅はかな偽善行為によって、玉の寿命を無駄に延ばすことになったのかもしれない。
病院から戻り涙で目が霞みながらパソコンの前に座る。
”猫白血病 子猫”
”猫白血病 症状”
”愛護センター”
手放そう
知らなかったことにして持って行こうか。
玉、、ごめん
玉、、許して
玉、、
弱い者は生きられない
建物の影で
エサも食べれず
弱って丸まって
カラスに狙われ
最期を待ったか
そんな子猫に
手を出してしまった。
葛藤し混乱する頭
他に誰か
誰かが玉を救ってくれるとでもいうのか
…そんな話などあろうはずがない
そこで目が覚めた。
家族に病気のことを伝える。
・先住猫達とは一緒に生活出来ないこと
・これから起こりうるであろう闘病のこと
子ども達からは笑顔が消えた。
でも、ニックは言い切った。
「これからも猫を飼い続けるし、その中に病気の子がいただけ」
出来る限り玉にとっての最善を尽くそうと心を決めた。
他にも、肝機能が悪い