玉 ありました
どうしたものかと連れ帰ってしまった猫
警戒心が強くケージから出て来ない猫を保護したものの、飼っていけるのか可愛がれるのか自信が持てない。ニックにも伝えることが出来ずにモヤモヤしながら布団に入る。2階に隔離した翌朝、何も知らないニックが2階へ上がる。その様子を布団の中でドキドキしながら聞き耳を立てる。
ドタドタドタ
ニック「なんか、可愛いイタチがいるんだけど・・どういうことなん!?」
新しく迎えた子猫は、玉(タマ)と命名。
メスだと思っていたのに
ニックが言う「タマがついてる」と。
もしや見逃したのか?
確かに、ソレっぽいものがあるといえば、ある。
で、なぜかそこで名前が決まる。
「玉 ありました」
名字:玉
名前:ありました
名前がつき、家族総出で子猫の様子を見る。昨日までの警戒心がウソのようにすり寄って来て甘える子猫に愛おしさが沸き上る。骨の浮き上がった細い体で懸命に鳴く姿に、家族一同は心を決めた。
この子を大切に育てる、と。
翌日には一転
名前の改名「玉 なし子」
タマタマに見えたのは、ややこしい模様のせいだったらしくやっぱり女の子という結論に至るが、名前はかわらず「玉」